第2章 「輪姦パーティー」
 

2.屈辱のストリップショー

 道場の中は酒とタバコの匂いが充満し、騒がしくざわめいていた。

 若い男たちの匂いにむせかえる。

 それが一瞬にして、シーンと静まりかえった。

 動きまでがとまったようで、不良学生たちは征治が連れこんできた福永美穂のあまりの美しさに、はじかれたように息を呑んで、すぐには声も出ない。

 そんな中を、征治は福永美穂を車座の中央へと引きたてた。

 そこには畳が四枚積み重ねられて、その上に美穂を立たせる。

「フフフ、紹介するまでもねえな。今夜の輪姦パーティの餌食の福永美穂だ」

 征治は福永美穂の顎をつかみ悔しさに泣き出しそうな美貌を上げさせ円座の男たちに晒しながら言った。

「す、すげえ………ほ、本物の福永美穂だぜ……」

「ほ、本当に福永美穂を、輪姦できるのか……どっきりカメラとかじゃねえだろうな…」

 誰からともなく、そんな声が出た。

 惨めな姿を晒されていても、人気絶頂のレースクイーンの美しさ圧倒されて、まともに信じられない様子だ。

「ウソじやねえよ。これからこの福永美穂をたっぶりと輪姦させてやるぜ。順番は決めといたろうな、おまえ達」

 征治がきっぱりと言ったので、学生服の不良学生たちは、わあっと歓声をあげて口笛を吹き鳴らした。

 ああ………

 福永美穂はもう、生きた心地もなくガタガタ震え、唇をかんで固く両眼を閉じ合わせていた。

 征治は鞭を手にすると、美穂の双臀をピタピタとたたいて、低く笑った。

「まずはストリップだ。素っ裸になってみんなにオマンコとケツの穴を見せるんだ、福永美穂」

 キリキリと唇をかみしめて、美穂はガックリと頭を垂れた。

 かみしめた歯がカチカチと鳴り、両膝とハイヒールがガクガクした。

 美穂は震える手を背中に回し、おずおずとコスチュームのファスナーを引きさげはじめる。

 不良たちはみな、ニヤニヤと笑ってストリップを始めた福永美穂を見守っている。

「色っぼく腰や太願をうねらせて脱いでくれよ、美穂」

「おっぱいも揺すりながら脱ぎな」

「うひょひょ、おっぱいが見えてきたぜ」

 美穂はその場に泣き崩れたいのを必死にこらえ、命じられるままにぎごちない動きで腰をうねらせ、乳房を揺すりながら、トップレースクイーンの証しであるコスチュームを脱いでいく。

 白い背中がのぞき、コスチュームの袖から腕を抜くと両肩が露わになった。

 すぐにプルンと白く形のよい福永美穂の乳房が露わになり、不良たちの眼がいっせいに吸いっいた。

 スレンダーな身体からは想像できない、思わずハッとする、見事なまでのヌードだ。

 美穂は一瞬すがるように征治の方を見たが、すぐに観念してコスチュームを下ろしはじめる。

 腰までさげられると、あとは太腿をすべって落ち、よろめくハイヒールのまわりに輪を描いた。

 下着をつけることを許されない福永美穂の垂涎モノの曲線を描く全裸があらわれ、不良たちから歓声があがった。

「ノープラ、ノーパンかよ…こいつはたまらねえや」

「なんていい身体してんだ…」

「福永美穂のオールヌードを見られるなんて、夢みたいだぜ……」

 うなり声や口笛、あざ笑う声があちこちから飛んだ。

 福永美穂は生きた心地もなくブルグルとふるえる。

 もうまともに不良たちを見ることもできない。

 脅されているとはいえ、人気レースクイーンの自分が、ハイヒールをはいただけの全裸を不良たちに晒したことが信じられなかった。

 しかしその場にしやがむことも、乳房や太腿の付け根の茂みを手で隠すことも許されなかった。

 片脚をくの字に折り、太腿を固く閉じ合わせて少しでも茂みを隠そうとするのがせいいっぱいだ。

「へへへ、色っぽい体してやがるだろ。グラビアでもセミヌード止まりだからな、たっぷり見てやれよ。そのうちオールヌード写真集を出させるけどな」

 征治はそう言いながら美穂の背後から手を回し形の良い乳房をギュウギュウ揉み込んでいびつに変形させたり、ピンク色の乳首を摘み上げて見せたり、股間で切なげに震えている繊毛を乱暴に引き抜き、食い入るように美穂の全裸に見入っている不良たちの前にパラパラと落として見せたりする。

「痛ッ!…ひ、非道い…」

「なにがヒドイだ、ホレ、形のいい尻も良く見てもらえよ」

 征治はそう言って全裸の福永美穂を後ろを向かせ形の良い尻を不良たちの眼に晒した。

 ムチッと盛りあがった美穂の双臀は、半球のように形よく高く吊りあがって、白くまぶしいばかりでムンムンと色気が匂う。

 臀丘の谷間も深く切れこんで、それが必死に閉じ合わされているのが、淫らな欲情をそそる。

 そんな官能的な尻を見せられ、平静でいられる男などいない。

 不良たちは欲情をあおられて興奮状審だった。

「たまらねえ。見ろよ、あの尻……あのすぐ中に福永美穂の肛門があるんだぜ…」

「あんないい尻してたのか。あれじや、番長が狙うのも当然だぜ」

 不良たちの淫らな言葉とともに、くい入るような視線が双臀に突き刺さってくる。

(よしよし、そろそろお前達が犯すところを拝ませてやるか…)

 征治はニヤッと笑うと、不意に福永美穂の腹をドスッと軽く一発殴りつける。

「うぐッ…」

 思わず腹を庇いうずくまる姿勢になった美穂の頭を革靴で踏みつけると、征治は否応無く不良たちの方へ突き出す形になった美穂の尻たぶに手を掛け、必死に閉じ合わせようとしているそれを押し広げる。

 おおぉ…

 トップレースクイーン福永美穂の恥ずかしい女の割れ目が覗き、不良たちが思わずどよめく。

 美穂の必死に引き締めた双臀がプルプルと震え、くやし涙が溢れてきて、ポタポタとこぼれた。

 征治が嬲っていた美穂の体を突き放すと、福永美穂は畳に倒れ込んで悔しそうに泣き伏した。

「泣くのはまだ早いぜ、福永美穂。ストリップの続きだ。おっぴろげてオマンコとケツの穴を奥までみんなに見せろ」

 征治がドスのきいた声で言った。美穂は唇をわななかせたが、なにも言わなかった。

「早くオマンコと尻の穴を見ろ、福永美穂。ほれ、特出しストリッパーみたいに脚を開きな」

「ああ…いや………」

 福永美穂そういったものの抗う気力もなく、おずおずと長い足を動かすと、不良たちのほうへ開き始めた。

「もっと脚を開け!」

 矢沢の声が飛んで、福永美穂の美脚がさらに開き、美貌の人気レースクイーンの局部が晒される………。

「へへへ、これでおまんこ丸出しになったな」

「さんざん犯してやったわりに、まだまだ綺麗な色してるじゃねえか。クリトリスも皮かむったままだしよ」

「この輪姦パーティが終わってあれがどうなってるか、楽しみしみだぜ、へへへへへ」 

 息を呑んで言葉も出ない多くの不良達の中で、既に福永美穂を犯している矢沢や功二が嬉しそうに言っている。

「よしよし。次はシリの穴だ」

 征治はさらに冷静に言い放ってパシツと美穂の双臀をはたいてうながした。

「聞こえなかったのか、福永美穂。肛門を開けと言ったんだぞ」

「そ、そんな。あああっ……」

「いいな、みんなが尻の穴が見えたと言うまで開くんだぞ」

「ああ…………」

 美穂の両手が震えながら、ムチッと張った双臀へのびる。細く綺麗な指が臀丘にくいこみ、臀丘の谷間を自らひろげていく。

(ああ、恥ずかしい…こんな、こんなことって……死にたい…)

 美穂はハイヒールをはいた全裸で両脚を大きく開き、自らマングリ返しの姿勢になって股間を突き出すという恥ずかしい格好に眼もくらみそうだった。

 自ら臀丘を割り開いていく両手から力が抜けそうになり、その場に泣き崩れそうになる。

 そのたびに美穂は気力を絞り、自分自身に言い聞かせていた。

(ああ、……こ、これに耐えなければ、耀子ちゃん達は殺されてしまうかもしれないのよ……)

 尻の奥に秘められた肛門が外気に晒され、不良たちの視線がいっせいに突き刺さってくるのが、美穂にもわかった。

「ああっ……もう許して…」

「まだだ。みんなが福永美穂の尻の穴が見えると言ってねえだろうが」

「そんな…ああ、こんなに開いているのに…ああ…」

「ウンチするつもりで力んでみろよ、福永美穂」

 美穂は泣きながらも言われた通りにする。

 すると、可憐にキュツとすぼめられていた福永美穂の肛門が、内側からムニュウと突き出し、火山の噴火口のような形をつくる。

 不良達はげらげら笑って、美穂をからかう。

「フフフ、見えたぜ、福永美穂の尻の穴が……中の中までよ」

「ヘヘヘ、すぼめてやがる時と違って、このケツの穴なら今にもウンチが出てきそうだぜ。」

「尻の穴まで見られている気分はどうだ、人気レースクイーンの福永美穂さんよう」

 福永美穂は泣きながらキリキリと唇をかみしばった。

「ああ……死にたい……」

 美穂は自ら肛門を晒したまま、両眼をつぶって唇をかみしばり、プルプルと震えている。

 征治は屈辱のストリップショーを撮影しているビデオのモニターを確認し、満足げに笑うと、矢沢と克也に眼で合図した。

 矢沢はニンマリとうなずくと、いきなり福永美穂の身体をひっくり返し、臀丘を開いていた美穂の両手を背中へ捻じりあげた。

 背中で交差させた両手首に克也が素早く縄を巻きつける。

「ああ……も、もう縛らなくても、に、逃げたりはしません……」

「今日のパーティは縛られれてないと耐えられねぇと思うぜ。なんせ福永美穂の種付け輪姦パーティだからな」

「た、種付けって……」

 福永美穂はその言葉に弾かれたように顔を上げて征治を見た。

 きのう征治と矢沢に輪姦された時と同様、征治からピルだといって渡された薬を飲んでいるのだ……

「へへへ、何のために今日のパーティを危険日まで待ったと思ってるんだ。美穂、確実に妊娠するように『排卵促進剤』ちゃんと飲んだだろうな」

 征治のおそろしい言葉に、福永美穂は美しい瞳を凍りつかせ、喉を絞った。

「……ひぃ〜〜っ、いやっ、、いやっ、ゆるしてえぇ!」

 美穂は本能的に逃げようとしたが、叶うはずもない。

 征治はわざと福永美穂を繋いでいる首輪の長さ一杯まで逃がせ、その手綱を思いきり引いた。

「…ググエッッ…」

 首輪を思い切り引かれた反動で、後ろ手に縛られた福永美穂の全裸は惨めに宙を舞い、もんどり打ってドスンドスンと転がりながら再び不良達の車座の中央付近まで引き戻される。

「まだ逃げようってのか、福永美穂。他の女ならとっくにあきらめてるのによう。フフフ、もっとも、美穂のそういうところもたまんねえんだけどな」

 征治はそういいながら、そのまま首輪の手綱を引いて部屋中を福永美穂をズルズルと引きずり廻す。

 なすすべもなく惨めに全裸で転がされる福永美穂……

「さてと、そろそろお楽しみの輪姦といくか」

 征治が言うなり、「わあッ」と歓声があがった。

 美穂の悩ましい裸体と征治たちの残虐ないたぶりで、もう不良たちの欲情の昂りは、最高潮に達していた。

 美穂を犯す順番が最初の十人ほどがパンツを脱ぎ、たくましくそそり立った肉棒を、隠そうともせずに美穂に見せつける。

「ヘヘヘ、けっこう大きいだろ。うんと深くブチこんで孕ませてやるからな」

「一発といわず二発……いや、何発でも体力の限り犯ってやるぜ」

 不良たちは自慢のペニスをプラブラとふって美穂に見せつける。

 十本もの肉棒がそそり立ち、美穂の前でぶられる光景は、異様というより壮観だった。

「ああッ」

 美穂は戦慄に顔をひきつらた。

 ズラリと並ぶ十本の肉棒……

 いよいよ輪姦されるのかと思うと、今にも気が狂いそうだ。

「フフフ、皆立派なものじやねえか。それをひとつひとつくわえこめるとは、美穂も幸せもんだぜ」

「しっかり腰をふるんだぜ、福永美穂。そうすりやこいつらが孕ませてくれる。フフフ。」

 征治や矢沢達が意地悪い言葉で美穂をいたぶる。

「いやッ、妊娠するのこわいッ、いやあッ」

「いやでも妊娠するんだ。こいつらには妊娠させるよう、できるだけ深く入れて、たっぶり精を注ぐよう言ってある、フフフ」

「いや、いやあッ……」

 福永美穂は征治の腕のなかで泣き悶えた。

 これまでに何度も征治らに犯され、妊娠の危険がなくはなかった。だが今日は、最初から妊娠させる目的で犯される。

 あらためて妊娠の恐怖が、美穂を襲った。

「フフフ、それじゃ福永美穂への種つけ競争をはじめるぜ」

 征治はニタッと笑うと、待ちかまえる不良たちに向かって、美穂を突き飛ばした。

 わあッと不良たちがいっせいに、福永美穂に襲いかかっていった。



(つづく)


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