だが、美月が勝てるはずもなく、戦いはあっという間に終わる。
「く……」
「大人しくしておけば、余計な怪我をしないで済んだのにな。」
 美月の衣服が破り捨てられていく。
「きゃ!! 何するの!!」
 人通りが少ないとは言え、道路上で裸にされていく。
「お前は、裸でいるのが当然だろ?」
「この程度で悲鳴をあげていたら、この先大変だぞ(笑)」
 抵抗しようにも、恐怖で体が竦む。