「お前にはこれからやってもらう事がある。」
 美月の体が悪意を感じて反応する。
「は!!」
 繰り出した蹴り技が空を切る。
「おっと。」
「いきなりとはな…」
 不意打ちに近い形で繰り出した技が簡単に避けられ、美月は同様する。
「な!? だけど!!」
 続けて上段後ろ回し蹴り、回し蹴りからのフェイントを交えて正拳突きを繋げて放つ。