2話「輪」


「ヒヒヒヒ……こうなると天下の皐月様も形無しだな……」
 不良の一人がスタンガンによって身体の自由を奪われ地に倒れた皐月の顔を覗き込むように、まわり込んだ。
「……くっ……」
 別の一人は足の方へと回っていく。
「さてと天下の剣士様はどんなパンツはいてるのかな? さぞかしすっごいのを穿いてるんだろうなぁ……楽しみ楽しみ」
 そう嘯きながら皐月の今時珍しいロングのスカートの裾を摘まんで持ち上げていく……
「いや……、やめろ!」
 その、いつもと違うか細い声にどっと笑い声が上がる。
「ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ……こりゃあいい……どこぞのお嬢様かと思ったぜ……やめろよ気持ち悪い……何言ったっておめえは犯られる事になるんだから……まあでも、チャンスをやらない訳じゃない」
 リーダー格の男が顔を上げさせてから目を会わして言う。
「チャンス?」
 大きく頷いてみせて
「そうチャンスさ、オレと戦って勝てたら見逃してやるぜ」
 約束するとか言いながら皐月の脇に手を入れると無理矢理立たしていく。
「ああ……いやぁ」
 その立たせるのとタイミングを合わせるようにスカートを摘まんでいた不良がいつの間にかパンティーに指をかけていてするりと引き下げてしまった。
「ヒャヒャヒャ……くまちゃんパンツだぜ!!こりゃ可愛いのを穿いていらっしゃる……」
「だめえ……ひゃあ!」
 取られたパンティーを取り戻そうと身体が泳いだ瞬間にもう一人脇に来ていた男がナイフを一閃させた……
「これはいい……」
 リーダーが感嘆の声を上げたのもその筈で、皐月のスカートがさっくりと縦に切られてパンティーを穿いていない白い足が腿の付け根から茂みがまでスリットのように切れ目から覗けていた。
「やぁ……」
「ほら、おめえの獲物だぜ」
 先程、地に落とした皐月の木刀をリーダーが彼女に放った、軽く渡すような感じであった、しかしスタンガンによって身体のまま成らない彼女にそれが受け止められるはずも無く
「なんだい、獲物はいらねぇってか、じゃいくぜ!」
「ちがっ……きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
 軽く振るったリーダーの平手を受ける事も出来ずに皐月の身体は転がった……
「おしまい、凌辱の宴の・は・じ・ま・り・だ……」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
 彼女の上から雄叫びが振って来た……彼女の目には彼等が獣以外の何にも見えなかった、でもこう言わずにはいられない。
「ゆるして……」
 リーダーがその言葉に目敏く反応して
「いい言葉だぜ、うれしいねおめえにそう言わせたかったんだ……でもダメ! 許さないぜ! 者共!縛り上げろまずオレから犯る!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
 即座に境内においてあった荒縄で彼女を後ろ手に縛り上げると、上半身を制服の上から胸を絞り上げるように縛る、そして長いスカートを脱がすと既にパンティーを穿いてない下半身に申し訳程度しか生えていない陰毛を覗かせ獣達の目を楽しませる。
「いやぁぁぁぁ……」
「よし、いい恰好だ……ぺッ……」
 リーダーは自分の手に唾を吐き捨てるとそれで濡れていない媚肉に塗り付け自分の逸物を擦り付けていく……
「きゃあ、いや……いやぁ ……お願いゆるして……はじめてなの…………やさしく……もっと……おねがい……いやあああああああああああああああああああああああああああああああああ……ぐっ!」
 彼女の懇願を心地よさそうに聞きながらリーダーは身体を沈めていった……
「入ったぜ、きつきつでいい感じだぜ……」
「あ……はぐっ……はぐっ……はぐっ……」
 息をするのも苦しそうに皐月が喉の憶から息を絞り出していると……その口を舐めながら
「気持ちいだろう動くぜ……気持ちよくなったら感じてもいいんだぜ……そんな風にはしてやらないがな! おめえはオレ達がただオナニーするだけの穴凹なんだよ!」
 突然激しく腰を揺すり付け、相手から無理矢理自分だけ快感をしぼり取るような、そんな凌辱だった……
「ぎゃっ……はぐっ……ぎゃづ……ふぐっ……」
 ただただ皐月の引きつるような悲鳴だけがガツガツと言う身体のぶつかる音の間に響いていく……
「よし、出るぜ中でだな! おらぁ  うっく」
 どくん……どくん……
「………………あ…………」
 ゆっくりと身体を離しながら彼女の制服で後始末を付けると
「妊娠しちまえ、感じてなくたって子供は出来るんだからなぁ……オレ達を舐めてた酬いってやつだな……」
「番長、番長……次いいっすか?」
 脇から次の不良が待ちきれないらしくずぼんを下ろしながら入れ代わっていく。
「おお、いいぜ……妊娠させるつもりでな……ちょい待ち」
 交代してからその場で声をかけて止める。
「そんな番長殺生な……」
 情けない声を出す男を軽くこずいて……
「ばか、誰が犯らせねえって言ったよ……ナイフ貸せ」
 ナイフを受け取ったリーダーは血の流れる媚肉の上にある薄い陰毛の下に横に線をナイフで付けていく……
「ぐぅぅぅ、いやぁぁぁ……」
「おめえも犯り終ったら正の字を引いていくんだ、オレ達が何回犯ったかわかるようにしとこうぜぇ」
 その声が聞こえたのか皐月の悲痛な悲鳴が神社の境内に響き渡った……そして昼日向から人通りの少ないとはいえ神社の境内裏で凌辱が続いていった……


「いやぁああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
 彼女が気が付いた時……あたりにはもう不良達はいなくなっていて、あたりは暗くなっていた……